2024年11月18日
映画「室井慎次 生き続ける者」を公開初日の15日(金)に観てきました。1ヶ月前に「負け続ける者」を観たので、その続きはどうしても観たかったのです。
結論から言えば「とても良かった」です。踊る大捜査線シリーズの一作であることは間違いなく、話も繋がっています。しかし、内容としては室井慎次の「生き方」あるいは「生き様」を描いた映画だと感じました。
室井自身が「様々な事件を扱った中で感じたのは、事件の被害者及びその家族はもちろんだが、被疑者の家族も苦しむことになることだ」と言って、被疑者の子供達の里親として優しく彼らを見守り育てます。その子供達への熱い思いが伝わってくるシーンが何度かあり、胸がいっぱいになりました。
「生き続ける者」というタイトルには、室井慎次の熱意が警察改革と人々の心に大きな影響を与えたことが秘められているのだと思いました。
また、冬を迎えて雪化粧の秋田の風景と朴訥とした秋田弁にもほんわかした気分になりました。