2024年08月06日
7月20日、両国国技館での世界タイトルマッチの内容についてです。前回のブログの続きです。まずは那須川天心選手の試合ですが、世界ランキング4位の選手に見事な試合運びでTKO勝利しました。
これがボクシングに転向して4戦目でしたが、彼にとっても納得のいく勝ち方ができたと思います。勝利者インタビューで心から嬉しそうに語っていたのが印象的でした。特に最初にダウンを奪ったワン・ツーの踏み込みが抜群に良かったです。まるであのマニー・パッキャオ選手のようなイメージでした。
WBO世界級フライ王座決定戦は、アンソニー・オラスクアガ選手が圧倒して日本の加納陸選手にKO勝ちしました。オラスクアガ選手はアメリカの選手ですが昨年の寺地選手との激闘が話題になったせいでしょうか。馴染みのファンの声援が多くアウエー感がない中での試合でした。
そしてメインイベントの中谷選手の防衛戦。中谷選手の左ボディストレートが1ラウンド早々に決まり、見事なKO勝ちとなりました。あっけない勝負と言われますが、見方を変えれば中谷選手が強すぎるということです。
歴代の偉大なチャンピオンにも印象に残る早いラウンドでのKO勝ちがあるものです。中谷選手はそんな強いチャンピオンの仲間入りをした感が私にはあります。まだまだ強くなりそうな中谷潤人選手の活躍に期待しましょう。