2021年09月06日
9月1日(水)、WBO世界スーパーフライ級チャンピオンの井岡一翔
選手が、フランシスコ・ロドリゲス選手を3-0の判定で破り、3度目の
防衛を果たしました(写真)。
挑戦者のロドリゲス選手は、ミニマム級で2団体を統一したことがある
選手で、現在も15連勝中と波に乗っておりあなどれない相手でした。
昨年末に田中恒成選手を圧倒した井岡選手が、今回も難なく防衛すると
の見方がありましたが、私としては「大丈夫かなあ」という不安がよぎっ
ていました。
そして試合は・・・やはりロドリゲス選手はかなり強かったですね。
中盤で井岡選手のパンチが的確に当たりだし、このまま優勢で押し切っ
て勝つだろうという予感もしたのですが、ロドリゲス選手が盛り返してい
ったのです。
最終回は激しい打ち合いとなり、結果は判定に持ち越されて井岡選手に
軍配が上がりましたが、ドローといっても良いくらいの内容だったと思い
ます。
しかし、この高いハードルをひとまず越えたことが井岡選手にとっては
非常に大きいと思います。それは彼が目指す4団体統一に向けた戦いが続
くことになったからです。
年末にはIBF王者のアンカハス選手との2団体統一戦を希望していると
のことですが、まずはそれが実現できることを期待しましょう。