2020年03月10日
一昨日の日曜日に行われた名古屋ウイメンズマラソンでワコールの
一山選手が見事第1位となり、東京オリンピックマラソン代表の切符
を手にしました。
雨が降る中でのレースとなりましたが、後半からペースアップした
一山選手は日本歴代4位の2時間20分29秒で、1月の大阪国際
マラソンで有力候補となった松田選手の記録を上回ったのです。
高校時代は無名の選手でしたが、ワコールに入社後、永山監督の
指導の下で福士加代子選手などとの練習にもまれつつ、徐々に力をつ
けていったようです。
彼女の走りとゴール後のインタビューを見て私は高橋尚子さんの
ような勢いと強さを感じました。高橋尚子さんがブレイクしたのは
今から何年か前(?)、酷暑の中のフルマラソンで優勝したアジア
大会でした。
そのときの高橋尚子さんは、ゴール後もとても元気でニコニコし、
まだまだ走れそうな余裕のある表情でした。その雰囲気と今回の
一山さんがダブって見えたのです。
まだ、22歳の彼女はこのあと実力をつけて強いランナーになり、
世界のトップランナーと競うことができる選手になる予感がします。
ただ、東京マラソンは会場が札幌になったとはいえ暑さとの勝負
になるので、その点を彼女が克服できるかは未知数だと思います。
一山選手の今回の活躍は、女子マラソン界にニューヒロインが誕生
したと言っても過言ではないと思います。とても楽しみな選手が出て
きました!