2019年10月21日
昨夜行われたラグビーワールドカップの準々決勝、日本対南アフリカ戦は、
残念ながら日本が3-26で敗れました。初のベスト8まで進出した日本でし
たが、その先へは次回のフランス大会に持ち越されました。
この試合の前半は3-5と拮抗しており、私の見た目では南アフリカに焦りと
疲れがあり、後半は逆転できると信じていました。しかし、後半になると南アフ
リカの動きが速く鋭くなったような気がします。
一方の日本はその圧力に押されて反則が増え、相手に攻め込まれることも多く
なり、そのまま押し切られてしまった感が強いです。要するに南アフリカの実力
が一枚上だったということでしょう。
試合終了後に涙を見せた選手もいましたが、私は「このチームが終わってしまう」
という寂しさからの涙に見えました。現にそのように答えていた選手もいました。
敗戦は、苦楽をともにして「ワールドカップのベスト8」を目標に戦ってきた
仲間との別れを意味しています。その別れが寂しく辛いという気持ちがひしひしと
私には伝わってきたのです。
私は控えの選手を含めたそれぞれの選手には拍手を送ります。これまでの一般的
なイメージは「日本のラグビーはあまり強くはない」だったようには思います。
4年前に南アフリカに勝ったときも「奇跡」と言われましたが、今回の快進撃で
「日本は強いぞ」に世界の認識が変わったのは間違いありません。そういう意味で
はまさしく彼らが歴史を塗り替えたと言えるのではないでしょうか。
今後は数年先?には「プロ化」も検討されている「日本のラグビー」に注目して
いきたいですね。