2019年09月13日
今度の日曜日(9/15)にMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)が
開催されます。簡単に言うと「東京オリンピックマラソン代表1発選考レース」
です。日本での1発での選考レースは初めてとなります。
これは大注目ですね。男性31人、女性12人がこのレースに参加しますが、全員
が過去2年間の指定した大会で基準タイムをクリアした選手達です。ですからまさに
東京オリンピックの日本代表を選ぶのにふさわしいレースと言えるでしょう。
そこで男性のレースを予想します。もっぱら「ビッグ4」と呼ばれる?大迫傑選手、
設楽悠太選手、井上大仁選手、服部勇馬選手が有力候補となっています。
私もこの4人が実力的には抜けていると思いますが、最有力は井上大仁(MHPS)
選手だと見ています。その理由は単純に「暑さに強いから」です。井上選手は昨夏の
アジア大会のマラソンで優勝しているのです。
元々マラソンは冬のスポーツです。暑い時期に走るのは身体をかなり酷使することに
なります。あの最強の市民ランナー川内優輝選手も暑い時期は苦手としているようで、
今回のMGCへの出場を見送ったほどです(彼は9月末の世界選手権に出場予定)。
私自身も北海道マラソン(毎年8月下旬)に出場したことがあります。正午スタート
で気温がすぐ30℃になり、25km過ぎに脱水症状で脚が痙攣してしまい、棄権した
苦い経験があります。
今回はそこまでの高温にはならないようですが、それでもマラソンのレースとしては
高い気温の中で走らざるを得ません。様々なプレッシャー、駆け引きの中で実力を発揮
できるのは、暑さに強い選手であるとの見解で、井上選手を一番の候補と考えました。
とにかく「一発勝負」ですから、誰が見ても分りやすいのが魅力です。暑い中での熱い
レースを期待しましょう。