2019年06月10日
先日、アメリカで行われた大学生による陸上競技の大会で日本のサニブラウン選手が
9秒97の日本新記録を出しました。それまでの桐生選手の記録9秒98を0,01秒
上回ったのです。
それでもサニブラウン選手はニコリともしなかったそうです。インタビューでも「もう
少し速く走れた」と言って満足していなかったようですし、スポーツジャーナリストの
生島淳さんもラジオ番組で「彼はまだまだ記録を縮められるはず、9秒6~7台もいける
のでは?」と語っていました。楽しみです。
そもそも陸上の短距離で日本の選手が上位に入ってくることは想像さえできませんでした。
マラソンは今でこそアフリカ勢に実力で引き離されていますが、かつては瀬古選手、宗兄弟、
森下選手や谷口選手などの強い選手がいて、トップレベルでの争いをしていた時代がありました。
しかし、中・短距離走になるとその圧倒的なレベルの差に最初から「日本人はとうてい無理」
と誰もが思っていたわけです。
ところが近年はオリンピックの100m×4人のリレーでメダルを獲得するなど、日本人の
短距離の実力も上昇してきたのです。いずれはオリンピックの決勝の舞台で日本人の選手が
メダルを獲得することも夢ではなくなってきたように思います。
でも来年の東京はまだ無理でしょうかね。その先に期待しましょう。