2019年05月13日
ゴールデンウィーク後の9日(木)~12日(日)の3泊4日で、
家族旅行にでかけてきました。
今回は車で長野、岐阜、富山を巡るロングドライブ的な旅行になりま
したが、幸いにも4日間とも天候に恵まれて、新緑の中をドライブして
きた感じでした。
清里、蓼科、安曇野、飯田地方、下呂温泉、飛騨高山、白川郷、白馬
等を訪れましたが、私が以前から「1度は行ってみたい」と思っていた
のが、長野県飯田市にある「下栗の里」でした。
ここは「日本のチロル」「天空の郷」と呼ばれている標高1,000m
にある急斜面を切り開いた集落なのです。
10年ほど前に新聞で見た際、「こんな所あるの?」と興味を持ち、
「1度は絶対に行ってみよう」と決めていたのを実現したということに
なります。
今、テレビ番組で人気の「ポツンと一軒家」も秘境のような所にあり
ますが、この下栗の郷は奥深い場所に集落としてあるところが特徴です。
実際に行ってみると、対向車とすれ違うことができない山道をどんどん
上がっていきますが、ガードレールもなく右側は崖!のところもあり、
ハンドルを握る手に汗がじんわりと・・・
間近でみると「こんな急斜面の畑でどんな姿勢で作業するの?」と
不思議に思えるほどの急な斜面にも畑があるのです。
この写真は村民の方々が協力して造った「ビューポイント」から
撮影したものです。南アルプスの3千m級の山々を望み、時間をかけ
て訪れた甲斐がありました。
そのビューポイントは駐車場から坂道を上がって約20分の場所に
あるのですが、その帰り道になんと「ニホンカモシカ」を1頭見かけ
ました。
一瞬、イノシシかと思って身構えたのですが、こちらが動かずにじっと
していると、そのニホンカモシカは静かに林の中に消えていきました。
この下栗の里は他の観光地と異なり、団体では行けない場所にあるの
で、個人旅行の行き先としてお勧めです。近くに川下りで有名な天竜川が
流れる天竜峡もあります。