2019年05月01日
いよいよ令和の時代が始まりました。どんな時代になるのやら・・・
そして平成に活躍したプロ野球選手の1人がイチロー選手です。3月末に
引退を表明したイチロー選手を過去数年に渡って取材したNHKスペシャル
「イチロー最後の闘い」を見ました。
録画してしばらく経過したものを先日見たのですが、意外にも結構泣けて
しまいました。
どちらかというとクールで求道者的な雰囲気のイチロー選手でしたが、今回
の番組で見せたその素顔には、プレーヤーとしての孤独と成績の不振に悩む姿
が表われていて、そこに少し親近感がわきました。
やはり、トップの選手にはそれなりの苦しみがあることを現実として知った
感じがします。特に印象に残った彼の言葉が
「若い頃は1人でやるもんだと思っていたし、できると思っていたけど、
今は人に迷惑かけないと生きていけないんだなと思っている。でもそれで
頑張って、迷惑をかけた人に少しでも返すことができれば・・・」
でした。簡単に言えば「まるくなったんだなあ」と思いました。
彼がそう思うようになったのは、成績が下がり、ヤンキースへ移籍をしたころ
からだとのことでしたので、もがき苦しむ中で次第に人の助けを得ないと前に
進めないと考えるようになったのではないでしょうか。
最後に彼は「一生懸命に打ち込めるものを見つけるしかないでしょうね。」と
語っていましたが、それが何になるのかを楽しみにしたいと思います。