2019年04月11日
先日、「記者たち ~ 衝撃と畏怖の真実」という映画を観てきました。
これは私達の記憶にも新しい「イラク戦争」を仕掛けたアメリカ政府
の陰謀(?)を描いた実話です。
最近は実話化された映画に強い関心を持つようになりました。やはり
作られたストーリーよりも内容の重みが違うからだと思います。
この映画では「ナイト・リッダー社ワシントン支局」の記者達が、不確か
な情報を口実にイラク戦争へと突き進むアメリカ政府に疑問を唱えて、情報
操作によるインチキであることを訴えていきます。
しかし、大手の報道機関は政府の発表を鵜呑みにして、世論も含めた流れ
はイラク戦争へと突き進みます。そして・・・結果的にサダム・フセインが
率いるイラク政府は倒されます。ところが、なんと侵攻の最大の理由とされた
大量破壊兵器(核兵器等)は
ただの1つも発見されなかった。
という衝撃の結果だったのです。つまり、うその情報をさも本物だと信じ込
ませて戦争にひた走ったわけですから、恐ろしい話です。この戦争で何万人
もの人々(アメリカ兵士、イラク人等々)が死んでいるのです。
この映画でナイト・リッダーの支局長は、記者たちにこう訴えていました。
記者の仕事はあくまでも真実を伝えることだ。
この言葉に尽きるし重みがあると思います。やはり、自分たちの名誉や利益
を優先して、真実や物事の本質を見誤ることだけはしたくないですよね。
ということで・・今回は社会派と呼ばれる映画を観た感想でした。