2019年03月08日
3月3日(日)に行われた東京マラソンは、低温で終始雨が降る中の
悪コンディションでのレースとなり、その結果もやや意外なものとなり
ました。
トップ争いの候補とされていた大迫選手は低体温?になったのか震え
ながらの途中リタイアとなり、さらに佐藤選手、中村選手なども途中で
先頭争いから遅れ、10位以下と良い結果を残せませんでした。
そんな中で日本人1位となったのが中央大学の4年生の堀尾選手でし
た。初マラソンを2時間10分台で5位になり、学生として初のMGC
出場権を獲得したのです。
全くのノーマークの選手だったようですが、今年1月の箱根駅伝でも
走っていたのを何となく覚えています。長身で黒縁めがねという長距離
走の選手には珍しい姿だったからでしょうか?
堀尾選手の他にも注目されていた「山の神」神野大地選手も日本人3位
(?)となって、MGCの出場権を獲得することができました。
これで9月15日に東京で開催されるMGC(マラソングランドチャン
ピオンシップ)に出場資格を持つ選手が男子は28名になりました。
このMGCでは、東京オリンピックのマラソン選手が2名決定します。
簡単に言えば「一発勝負で2名決める」ことになり、日本では初の試み
となり大変注目されています。
この制度が導入されてから、多くの選手が好タイムを記録するようにな
ったので、今のところ成功と言える取り組みだと思います。
一発勝負でマラソンの代表が決まるわけですから、これはとても楽しみ
です。きっと終盤まで各選手の熱い戦いが繰り広げられることでしょう。