2018年09月03日
先日9月1日(土)は、映画の日ということもあって久しぶりに映画館に出向き
ました。映画は「検察側の罪人」です。あの木村拓哉と二宮和也が初の共演ということ
で、マスコミ等で話題になっている映画です。
私は原作を読んでいませんでしたが、感想としては「原作からだいぶ省いている?」
というものでした。さらりと触れているためか、所々で「?」と感じた部分が多かった
のです。
通常、原作よりも映画の方が時間制限があるためか、内容が凝縮されてしまいがちで
す。ただ、無理に映画に盛り込み過ぎると観ている方は、「うむ?」という場面が多く
なってしまいます。
しかし、劇場ならではの見応えのあるシーンがありました。検事である二宮が取調べ
で被疑者を心理的に徹底的に追い込む場面です。この迫力はすさまじかったですね。
こうでなくては性格異常者か?と思わせるような被疑者を割ることはできないでしょう。
もっとも現在は取調べの録音・録画により、任意性が疑われてしまうためにここまでの
取調べはできないでしょうが・・・。
ラストシーンも正直「あれ?終わりなの」という感じでした。これまで観た映画の中で
最も原作が読みたい!と思った映画でした。ちなみに原作は、雫井脩介氏の同名
「検察側の罪人」です。