2017年04月25日
一昨日のWBA世界フライ級タイトルマッチで、井岡一翔選手が
5度目の防衛に成功しました。試合内容は井岡選手が圧倒して3-0
の判定勝ちでした。
KOできなかったのは残念でしたが、これは相手のノックノイ選手の
驚異的な粘りを称えましょう。
これで井岡選手は「世界戦14度目の勝利」になり、あの具志堅用高
選手の記録に並びました。これは「世界チャンピオンに挑戦する試合」を
「世界戦」ととらえて、数えることになります。
・具志堅選手は13度防衛 + 挑戦して勝った1勝 = 14勝
・井岡選手は、ミニマムで3度防衛 + 挑戦して勝った1勝 = 4勝
ライトフライで3度防衛 + 挑戦して勝った1勝 = 4勝
フライ級で5度防衛 + 挑戦して勝った1勝 = 6勝
合計で14勝ということになります。具志堅選手は連続防衛の記録、井岡選手
は3階級制覇で・・・。 いずれも素晴らしい記録です。
井岡選手の試合は小さなパンチを休みなく出し、多彩なコンビネーション
で相手を攻略していくボクシングです。一発必倒というタイプではありませ
んが、高度なテクニックがないとできない芸術的なボクシングだと思います。
しかも、常にガードがしっかりしている点など、基本に忠実なタイプの
ボクシングなのでお手本にしたい選手だと思います。
これからは統一戦なども視野に入れて試合に臨みたい意向のようですので
まだまだ私達を楽しませてくれそうです。