2016年06月17日
イチロー選手が日米通算のヒット数の新記録を達成しました。アメリカにはこの記録に
ついて疑問の声もあるようですが、それぞれの立場で評価して良いと思います。いずれに
せよ積み重ねた数字は大記録なわけですからね。
私の中でイチロー選手を高く評価している点は、大リーグに行ってから打撃フォームを
変えたことです。今となっては忘れている人も多いかもしれませんが、かつてイチロー選手
が日本でブレークしたのは、「振り子打法」と呼ばれた変わったフォームでヒットを量産して
いたからです。その後大リーグに渡ったイチロー選手は「大リーグのピッチャーのスピードと
落ちる球(動く球)には振り子打法では対応できない」と判断して、そのフォームをすぐに
変えたのです。たぶん勇気がいることだったと思います。「基本姿勢は変えず、状況に応じて
少しずつ変化することが、事業を発展させる上で必要である。」これはある経営セミナーでの
講師の話でしたが、まさにイチロー選手も状況に応じながら少しずつ変化してこの偉業を達成
したのだと思います。報道によれば「50歳での現役プレーヤー」を目指しているとのこと。
まだまだ私達を華麗な守備と鮮やかなバットコントロールで楽しませてほしいものです。