2016年06月13日
11日(土)は休みだったので、映画64(ロクヨン)の後編を観てきました。
注目したのは、原作とは異なるラストでした。そのラストは原作にはない誘拐犯人
がどうなったのかを描いていました。主演の佐藤浩市はもちろんですが、犯人役の
緒方直人や娘を殺された父親を演じた永瀬正敏の迫真の演技は見応えがありました。
ネットで知ったことですが永瀬正敏はこの役を演じるために、短期間で約14kg
の減量をしたそうです。
この映画を後編まで観て「娘を思う父親」がキーポイントになっていたことに
気づきました。娘を誘拐された被害者、自分の娘が行方不明になった犯人、そして
父親に反発して引きこもり、さらに家出してしまった娘の父である主役の三上広報官
(佐藤浩市)。それぞれが娘のことを案じながら物語は進んでいきました。
特に三上の娘は、警察官である父に反発して次第に心が離れていったので印象に
残り、私が妻に「うちの娘達はあんなことにならずに良かったよ」と話したところ、
「まあ、うちはねえ。だって、お父さんの鼻歌につられていつのまにか自分でも
歌い出すくらいの娘ですから・・・。」
と言われて少しほっとした感じがしました。
64(ロクヨン)後編では「こんなに客がいる上映は久しぶり」と思うほど席が
埋まっていました。やはり若い人よりも30~50代の男女が多かったようです。