2016年05月09日
昨晩行われた井上尚弥と八重樫東の両選手は、いずれも判定で勝って防衛を果たしました。
八重樫選手は2-1の小差での勝ちとなりましたが、初回~3Rまでは相手のペースだった
ような気がします。後半盛り返しての勝利となりましたが、本人も納得がいかなかったようで
笑顔はありませんでした。フットワークも使える選手なので「激闘王」の評価にこだわらず、
激しい打ち合いは避けた方が、良い結果につながるのではないかと思っています。
一方の井上選手は最終ラウンドにダウンを奪い、もうすこしでTKO勝ちできるところまで
いったのですが残念でした。早い段階で右の拳を痛めてしまったことが、判定までいった原因
かもしれませんが、周囲の期待度が極めて高いだけにそれに応えるのは大変だと思います。
しかし、次世代のボクシング界のスーパースター候補であることは間違いないので、さらに
進化して強くなり、ワクワクするような素晴らしい試合を見せてほしいものです。