2024年08月20日
お盆休みに仙台に行って来ました。この春に定年退職した友人を訪ねるためですが、久しぶりに青春18切符を使っての旅でした。東日本大震災の影響でしばらくの間、常磐線は直通で仙台までは行けませんでした。
たしか4年前だったと記憶しています。全線が繋がり、特急1本で仙台と東京が行き来できるようになりました。仙台では友人と日本酒専門の店で3時間ほどゆっくり語り合うことができました。
そしてその翌日、念願だったローカル線の「陸羽東線」に乗車してきました。この路線は宮城県の小牛田駅と山形県の新庄駅を結ぶ路線です。愛称は「奥の細道ゆけむりライン」です。これは陸羽東線に沿って流れる最上川を松尾芭蕉が「五月雨を 集めて 早し 最上川」と詠んだことなどが由来のようです。
しかし、その最上川が7月下旬の大雨で氾濫。その影響で陸羽東線は、写真の鳴子温泉駅までしか進めず、その先は復旧のめどが立っていない状況でした。全線に乗れなかったのは残念ですが、ローカル線らしい景色を楽しめました。
最も印象的だったのは、ある駅のホームから駅舎へ入る出入り口の扉(引き戸)に張り紙があり、そこには「鳩やヘビが侵入します。一旦入るとすぐには出ないので扉を閉めてください」と書かれてありました。鳩は分かりますが、ヘビとは驚きました。