2021年09月24日
22日(水)に開催されたWBCライトフライ級のタイトルマッチは、
挑戦者の矢吹正道選手が10ラウンドTKOで勝ち、寺地選手の9度目の
防衛はなりませんでした。
今回のタイトルマッチは地上波での放送がなかったため、私も当日夜の
ニュースで知りましたが、「えーー」とその結果に驚きました。
寺地選手は知名度こそ今ひとつですが、専門家の評価はとても高いチ
ャンピオンだったからです。私も当然、寺地選手が勝って9度目の防衛を
するとの予想でした。
寺地選手が負けたと知ったときにすぐに浮かんだのは「やはりコロナの
影響だろう」ということです。試合前に向けた調整中に寺地選手の陽性が
発覚し、試合は約2週間延期されたのです。
本人そしてジムの会長で父親もそのコロナを敗戦の理由には挙げていま
せん。しかし、試合直前の2週間を隔離生活を含めた中で過ごしたわけで
すから、万全の調整はできなかったでしょう。
だからと言って勝った矢吹選手の実力を評価しないわけではありません。
「勝っても負けても最後のつもりで死ぬ気で戦った」彼の気持ちと最後の
連打は素晴らしいと思います。
私としてはリターンマッチ。つまりチャンピオンと挑戦者の立場を替え
て互いに万全の状態で再戦して欲しい。それを願っています。