2021年07月13日
「平成の怪物」と呼ばれていた西武ライオンズの松坂大輔投手が、今シーズ
ン限りで引退することが決まりました。彼は平成のプロ野球界を牽引してきた
代表的な投手として知られています。
何と言っても圧巻だったのは夏の甲子園大会の決勝戦でノーヒットノーラン
をやってのけたことでしょう。これには多くの人が驚きました。PL学園との
準々決勝は延長17回、250球で完投勝利。翌日の準決勝でも登板し、決勝
のマウンドへ・・・
松坂投手1人でいったい何球の球数を投げたことか?しかも真夏のあの暑さ
の中でです。皆の心配をよそにその決勝戦でノーヒットノーランとは!まさに
怪物です。
プロ入り後も3年連続最多勝やWBCでは2大会連続のMVP獲得、そして
大リーグのボストンレッドソックスでは、ワールドシリーズ制覇とその実績は
飛び抜けていました。
しかし、帰国後に所属したソフトバンクホークス、中日ドラゴンズ、そして
古巣のライオンズでは怪我に泣き、この2シーズンでは、ほとんど登板もあり
ません。それは本人にとっても悔しいことだと思いますが、全力で野球に取り
組んできたからこそ体が悲鳴を上げていたのでしょう。
今回は「今シーズン限りでの引退」が発表されただけで、引退したわけでは
ありません。今後、どのような機会に松坂投手の生の声が聞けるのか・・・
それを静かに待ちたいと思います。