2019年12月13日
東京オリンピックの女子卓球の代表争いは熾烈でした。
そして昨日、シングルスの残り1枠に決まったのが石川佳純選手(写真)
で、最後まで争った平野美宇選手が涙をのむ結果となりました。
石川選手は3大会連続での出場となりましたが、平野選手は2大会連続で
惜しくも代表の座を逃したことになります。
昨日の大会は中国で行われていましたが、2人の立場(順位)が逆転した
のが前の大会(ノースアメリカオープン)でした。小さめの大会でしたが
ここで2人は勝ち上がり決勝で対戦したのです。
お互いの意地とプライドをかけた激しいラリーが何度もあり、息が詰まる
ような戦いでした。結局、勝ったのは石川選手で土壇場で総ポイントで逆転
したのです。
そして昨日の試合では、強豪の中国選手に双方が初戦で敗れたため、ポイ
ントの差がつかずに石川選手が上回ったということになりました。
気の毒なのは2人が長期間、各種大会で日本代表の選手として戦ってきた
仲間であることです。団体戦で勝てば喜び、負ければ泣いて悔しがる間柄で
あるにも関わらず、この激しい代表選考に望むわけですから、その気持ちを
思うと辛さが分るような気がします。
平野選手にはダブルスの選手代表になるチャンスもあるわけですが、これ
は相性や利き腕の問題などの課題があり、簡単には決まらないそうです。
たぶん、私はもちろんですが人情的には誰もが平野選手にダブルスで東京
オリンピックに出場して欲しいと思うはずですが・・・その結果は来年1月
6日に決まるとのことです。