2017年06月27日
先日、陸上の日本選手権は男子100m走のトップ争いで話題になりました。
当初、100m走といえば桐生祥秀、山県亮太、ケンブリッジ飛鳥の3人の中
で誰が10秒台を初めて切るのか、そこが注目されていたはずでした。ところが、
関西学院大の多田選手が、直前の別の大会で追い風参考ながら9秒台を出したため、
新たな4人の争いとみられていたのです。
さらに本番の予選では、なんと200mが専門の18歳サニブラウン・ハキーム
選手が1位となり、なんと注目選手「5強」の争いになったのです。
結果、サニブラウン選手が10秒05のタイムで見事優勝して世界選手権の代表
にも選ばれました。
以前の100m走といえば、「カール・ルイス」だの「ベン・ジョンソン」などの
黒人選手が圧倒的に速く、日本人なんて「全くかなわない」世界だったのですが、
なんとなく手が届くくらいまでに近づいた感は出てきたような気がします。
その証拠に昨年のリオのオリンピックでは、男子400mリレーでなんと銀メダル
になっているのです。これも今まででは信じられない素晴らしい成績です。
今後は、世界選手権やオリンピックの短距離でもメダルが期待できるようになりそう
ですね。